General Information - 討論会要項 -

開催主題 - 「ソフト界面・ソフトコロイドの科学」

1805年頃T.Youngが表面張力の概念を導入し、約100年後の1907年H. Freundlichがコロイド化学の基礎は界面化学であると指摘し、 それからさらに100年が経っている。1950年代からの界面活性剤工業の発展によって、コロイド化学と界面化学は界面活性剤の科学の両輪として 発展してきた。さらにはナノテクノロジーの科学と技術を支え、それらの発展の要をなしていることもいうまでもない。
さてソフトとは文字通り柔らかいことである。界面活性剤水溶液表面やミセルなどはソフト界面やソフトコロイドの代表例である。 一般的に柔らかい界面・コロイドの世界を分子レベルで捉えるのは、いわゆる硬い世界に比べると格段に難しい。また工業材料になりにくいこともあって、 世間からの注目度は低下してきた感も否めない。しかし敢えてその難しい世界に挑戦している科学者も少なくない。 マクロ物性や理論の研究は勿論、シンクロトロン光やレーザ光などにより、ソフト界面・ソフトコロイドをメソ・ミクロスケールで、 しかもかなりの時間分解能で明らかにする実験技術や施設も急速に発展してきている。1933年I.Langmuirがlinear boundary tensionの概念を 提唱した。ソフト界面・ソフトコロイドの研究から、面から線への科学も始まっている。
コロイドおよび界面“化学”討論会で、敢えて主題をソフト界面・ソフトコロイドの“科学”とした。化学に限らず多方面の研究者、 学生、企業関連の方々に参加していただき、新しい風が吹き込まれることを期待している。

日程ならびに主催・共催関連団体について

■会期 平成20年9月7日(日)−9日(火)
■会場 九州大学六本松キャンパス(討論会)
KKRホテル博多(Lectureship Award講演、総合講演、懇親会)*8日午後および夕刻
■主催 社団法人日本化学会コロイドおよび界面化学部会
■共催 九州大学大学院理学研究院、グローバルCOE 拠点九州大学「未来分子システム科学」
■協賛 応用物理学会、高分子学会、触媒学会、色材協会、電気化学会、電気学会、表面技術協会、腐食防食協会、粉体粉末冶金協会、 日本界面医学会、日本家政学会、日本吸着学会、日本材料学会、日本食品科学工学会、日本調理科学会、日本トライボロジー学会、 日本生物物理学会、日本セラミックス協会、日本農芸化学会、日本表面科学会、日本農学会、日本レオロジー学会、日本薬学会、錯体化学会、 材料技術研究協会、日本化粧品技術者会、日本油化学会、光化学協会、ナノ学会、日本工学会 材料・界面部会

討論内容

■主題 : 「ソフト界面・ソフトコロイドの科学」

■Lectureship Award講演(8日午後) :

  1. Gerard Ferey 教授 (Lavoisier Institute, France)
  2. Reinhard Strey 教授 (University of Cologne, Germany)

■総合講演(8日午後) : 田中 肇氏(東京大学生産技術研究所)

一般講演発表、シンポジウムおよび特別セッション

  1. 国際シンポジウムセッション
  2. 一般シンポジウムセッション
    「ナノスペースにおける巨視的物性」(分類番号:S-1)
    「揺らぐ線と面:流体の接する場所での統計熱力学」(分類番号:S-2)
  3. 一般研究発表(口頭)
  4. 一般研究発表(ポスター)
  5. イブニングセッション
    「九州シンクロトロン光研究センターを利用したコロイドおよび界面化学研究の展開」(分類番号:EV-1)
  6. 企業展示セッション