蓮 精 氏
終戦直後人工真珠顔料の開発研究を通じて、コロイド粒子間の相互作用の研究を開始し、平板粒子や針状粒子系には100nmにも及ぶ遠達性引力が存在することを見い出し、これこそD.L.V.O.理論の第二ポテンシャル極小に基ずく現象であることを立証した。
さらに、単分散コロイドの典型であるラテックス系を原子(分子)のモデル系と捉え、様々な物理現象(構造形成、相転移、合金構造など)をラテックスをもちいて実証し、現象の理解を深めた。筑波大学名誉教授、平成11年12月80才にて死去。
【古澤邦夫 記】