公益社団法人日本化学会 : コロイドおよび界面化学部会

  1. English
  2. 入会案内

令和6年度 Lectureship Award 受賞者の決定 2024.05.19

日本化学会コロイドおよび界面化学部会の令和6年度Lectureship Awardの選考委員会が、令和6年2月8日に開催され、推薦された候補者について賞選考委員会において慎重に審査を行った結果、 Bernard Paul Binks先生が選出されました。また2月9日に行われた部会役員会において、受賞者として承認されましたので、ここに報告させていただきます。

第23回 Lectureship Award 受賞者

  • Bernard Paul Binks先生(University of Hull, UK)

選考理由

LAは、「当該分野で著しい活躍をされておられる、あるいは将来この分野での活躍が期待できる著名な研究者」に対する国際賞です。

Bernard Paul Binks先生は、英国Hull大学にて博士号を取得された後、仏国École Normale SupérieureやHull大学での研究員を経て、1991年にHull大学の化学科講師に就任し、2003年に物理化学教授に昇任され、現在に至っています。なお、2002年から2015年までは、Hull大学のSurfactant & Colloid Groupのリーダーを務められています。
Binks教授は、特に、流体界面におけるコロイドサイズの微粒子の特性と挙動に関する研究において優れた成果を挙げられています。微粒子と界面活性剤分子との類似性および差異に注目し、微粒子が流体界面に対して示す濡れ性が微粒子によるエマルションや泡の安定化における決定的な因子であることを明らかにされています。また近年では、可食性微粒子を用いた安定化や触媒作用など、Pickeringエマルションの応用的研究にも取り組んでおられます。
Binks教授のこれまでの研究成果は、330報を超える査読付き学術論文の他、総説や特許、著書として公表されています。また、Colloid & Interface Science Group Medal of the RSCなど多くの受賞歴を有しています。また、2016~2022年にはLangmuir誌シニアエディターを務められ、Okinawa Colloids 2019ではScientific Advisory Boardを務められています。
以上のように、Binks教授は極めて顕著な業績を挙げられています。また、研究に対する活発な姿勢は部会の更なる発展と活性化に寄与することが期待されます。これらのことから、Binks教授はLectureship awardを受賞するにふさわしいと判断されました。

先頭に戻る