福田 清成 氏
1948年東京帝国大学理学部化学科卒業、理学博士(指導教授 鮫島實三郎)。東京都文京区本郷生まれ。1954年埼玉大学講師、1959年同助教授、1967年同教授、1992年同大学名誉教授。専門は水面上単分子膜およびLangmuir–Blodgett(LB)膜。2000年highly cited researchers選出。2004年瑞宝中綬章受章。
LB膜中におけるアミノ酸誘導体の重縮合やJ会合体色素LB膜などの研究で知られる。我が国におけるLB膜研究の先駆者の一人であり、この分野の発展に大きく貢献した。ライフワークとなったLB膜の技術については、「あたかも各種の煉瓦を積み上げて美しい堂塔を建てるごとく、各種の分子を一層ずつ丹念に積み重ねる」ことから、『分子の寄せ木細工』と称していた。コロイドおよび界面化学部会長を務め(第5代、1985-86年)、1989年のLB膜国際会議組織委員長など学術活動にも尽力した。
【藤森厚裕 記】