よくある質問

日本のコロイド・界面化学研究や産業応用の動向を海外から知るにはどうすればよいですか?

【ポイント】

  • 日本化学会コロイドおよび界面化学部会のウェブサイトおよびニュースレター(部会のウェブサイトから閲覧可能)が、国内の研究・産業動向を把握する基本的な情報源
  • 「コロイドおよび界面化学討論会」のプログラムには、化粧品・食品・医薬品・材料・電池など幅広い産業応用に関する発表が含まれる
  • 討論会は外国籍の方・非会員でも参加でき、発表内容を直接確認できる。討論会には国際シンポジウムがある(発表言語は英語)。
  • 部会が主催する国際会議は非会員でも参加登録・研究発表が可能で、発表言語は英語
  • IACISのニュースレターやLinkedInを通じて、日本を含む各地域の活動情報を得ることもできる

【回答】
日本のコロイド・界面化学研究や産業応用の動向を海外から知るには、日本化学会コロイドおよび界面化学部会のウェブサイトおよびニュースレター(部会のウェブサイトから閲覧可能)を定期的に確認するとともに、部会が主催する「コロイドおよび界面化学討論会」や国際会議に参加することが有効です。討論会・国際会議は外国籍の方や非会員でも参加・発表が可能であり、化粧品・食品・医薬品・材料・電池など幅広い産業分野の最新研究に直接触れることができます。討論会には国際シンポジウムも設けられています(発表言語は英語)。

【解説】
日本のコロイド・界面化学分野の研究は、乳化・分散・界面活性剤といった基礎的なテーマから、化粧品、食品、医薬品、塗料、電池材料、触媒といった産業応用まで幅広くカバーしており、海外の研究者や企業にとってもその動向を把握しておく価値は大きい分野です。こうした動向を知るための基本的な情報源となるのが、日本化学会コロイドおよび界面化学部会のウェブサイトおよびニュースレター(部会のウェブサイトから閲覧可能)です。部会の活動内容や、開催予定・開催済みの学会・シンポジウムの情報が掲載されており、日本国内での研究の広がりを概観することができます。

より具体的な研究内容を知りたい場合には、部会が毎年主催する「コロイドおよび界面化学討論会」のプログラムを確認することが有効です。討論会には、大学・公的研究機関だけでなく、化粧品・食品・材料・電池関連企業の研究者も多数参加しており、基礎研究から産業応用までを俯瞰できる発表が集まります。討論会での研究発表には通常、会員資格が求められますが、外国籍の方は非会員でも発表・参加が可能であり、発表言語も日本語または英語から選べるため、海外の研究者にとっても参加しやすい環境が整っています。また、国際シンポジウムでの発表は英語のみとなっています。

さらに、部会が主催する国際会議に参加することも、日本の研究動向を直接知るための有効な手段です。国際会議は非会員でも参加登録・研究発表ができ(参加登録費は会員区分により異なります)、発表言語は英語に統一されているため、日本語を母語としない海外の研究者・企業関係者でも議論に参加しやすくなっています。

加えて、国際コロイド界面研究者連盟(IACIS)のニュースレターやLinkedInを通じて、日本を含む各地域のコロイド・界面化学コミュニティの活動情報を継続的にチェックすることも、海外から日本の研究動向を把握するうえで役立ちます。

このように、部会のウェブサイトでの情報収集を出発点に、討論会・国際会議への参加を通じて実際の研究発表に触れることが、海外から日本のコロイド・界面化学研究や産業応用の動向を知るための実践的な方法といえます。