公益社団法人日本化学会 : コロイドおよび界面化学部会

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2024年度 分散基礎サマーセミナー 大島広行先生の 「基礎から学ぶゼータ電位とその応用」 2024.05.17


共催:日本化学会 コロイドおよび界面化学部会、界面動電現象研究会、新領域研究グループ「分散凝集の学理構築への科学と技術戦略」


【開催趣旨】
ゼータ電位は微粒子分散系だけでなく、ミセル、ベシクル、エマルションなど多様な領域で見られる重要な物理量であり、これらの系の安定性や物性と深く関連しています。多くの研究者や技術者に広く利用されている一方で、ゼータ電位の概念がコロイド以外の分野の方々には理解しにくい点もあり、その測定に抵抗を感じる方もいらっしゃいます。そこで、本セミナーでは、ゼータ電位をより身近なものとして捉え、抵抗なく測定・利用していただけるよう、電気二重層理論の第一人者、大島広行先生を講師に迎え、専門的な知識をわかりやすく学ぶ機会を設けました。また、このセミナーでは大島先生が特別に作成された教科書「基礎から学ぶゼータ電位とその応用」を使用します。この教科書は、大島先生のご厚意により、セミナーの内容を大学や研究機関での講義に活用できるよう一般販売もされております。研究や開発現場で分散系を扱う皆様はもちろん、教育現場の先生方にも是非ご参加いただければと存じます。


【講義内容】
以下のような内容を予定しております。必要に応じて演習問題等も準備する予定です。
・van der Waals引力を特徴づけるHamaker定数(凝集促進因子)
・粒子間斥力を特徴づけるゼータ電位(分散促進因子)
・分子間引力と帯電粒子の電荷と電位
・Smoluchowskiの式とHuckel式
・液体媒質中の帯電粒子のゼータ電位の評価法(電気泳動からゼータ電位の求め方)
・ゼータ電位における水系と非水系の違い ・固体粒子および高分子電解質や高分子で覆われた粒子の電気泳動
・DLVO理論を基礎にした粒子間相互作用とポテンシャル曲線の描き方
・微粒子分散系、エマルション系等の実用分散系評価法*
・濃厚分散系と希薄分散系の違い*
・実用分散系を扱う際の注意点と適用理論の選択* (*の項目のみ武田先生が講義、1,2日目の内2.5hr)


【開催概要】
⽇時:2024 年7 ⽉11 ⽇(木) 10:00〜17:40、
         12日(金) 9:00〜16:30
開催方式:対面および終了後のオンデマンド配信 (オンデマンドについては、簡易的な録画配信となり、画像品質等は保証されませんので予めご承知おき下さい。)
会場:連合会館401会議室(東京都千代田区神田駿河台3-2-11)
    (アクセス https://rengokaikan.jp/access/
講師:東京理科大学 名誉教授 薬学部 嘱託教授 大島広行先生 
   (司会進行:武田コロイドテクノ・コンサルティング(株)武田真一先生)
定員:40名(定員になり次第締め切ります)
その他:終了後、有志による懇親会を開催予定です(会費別途)。先生と思う存分ディスカスしましょう。


参加費(税込):部会員 25,000円、共催学会員 25,000円、日本化学会会員 30,000円、非会員 35,000円、学生(部会員) 7,500円、学生(共催学会員)7,500円、学生(非会員)9,000円
※勤務先が法人部会員の場合は部会員扱いになります。
※勤務先が日本化学会法人会員の場合は日本化学会会員扱いになります。
※参加費には、テキスト代「基礎から学ぶゼータ電位とその応用」が含まれます。
※テキストを2024年5月1日現在で事前購入されているご本人様に限り、減額されますので、【教科書事前購入割引】を選択下さい。
※セミナー前にテキストの送付を希望する場合、6月10日迄に本セミナーのお申込を行ってください。


申し込み方法:申込フォームよりお申込下さい。 
URL:https://colloid.csj.jp/form/view.php?id=36369
参加費のお支払い:銀行振込(詳細はフォームより申し込み後の確認メールをご覧下さい。)*収納は、㈱ソウブン・ドットコムへ委託しております。
お問い合わせ:(公社)日本化学会コロイドおよび界面化学部会事務局 E-mail:jigyoukikaku_03@colloid.csj.jp

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