高分子と水・分離に関する研究会 2021年度界面動電現象研究会」のお知らせ 2021.11.19
界面動電現象研究会および高分子学会高分子と水・分離に関する研究会では、下記のようなシンポジウムを行います。今回のテーマは、本部会とも関連が深く、また部会でご活躍されている先生にもご講演をお願いしていますので、部会員の皆様にもご案内させていただきます。
高分子と水・分離に関する研究会 2021年度界面動電現象研究会https://member.spsj.or.jp/event/index.php?id=341
主催:高分子学会高分子と水・分離に関する研究会
共催:界面動電現象研究会
協賛: 日本化学会 日本化学会コロイドおよび界面化学部会 (他)
日時:2022年3月4日(金) 9:30 ~ 17:30
場所:オンライン(Webex Meeting)開催
研究会主題:界面の親疎水性と流体力学的すべり
<趣旨> 粘性流体の力学問題を解くとき、流体と固体の境界面条件にはいわゆる粘着条件が適用されます(ランダウ=リフシツ「流体力学」)。しかし、最近、マイクロ流体技術の進歩などを反映し、これまでの古典的扱いに対し疑問を投げかける実験結果や理論的解釈が現われてきました。指摘されている問題は界面の親疎水性や多孔質構造、あるいは媒体の構造形成と関係しています。しからば、どういう時に滑りを問題にしなくてはいけないのか、また滑りよってどのような変更をする必要があるのだろうか?これらの疑問はゼータ電位の決定の仕方、電気浸透流の現れ方、また膜の電気粘性効果の出現など、界面動電現象の基本問題にも関係しています。そこで、高分子と水・分離に関する研究会では、界面動電現象研究会と共催しこの問題を取り挙げた研究会を開催することにしました。これまでの理論体系は境界面が滑らないことを前提に構築され議論されていますが、ここでの議論はそれらに質的な変革を迫る可能性があると考えられます。以上をヒントに「界面の親疎水性及び境界面における流体力学的すべり」について多面的に議論を深めたいと思います。
<講演プログラム>
< 9:30~ 9:40> 開会挨拶 (界面動電現象研究会)足立 泰久
< 9:40~10:20> 1)電気泳動の実験と理論を比較することで言えそうなこと
(筑波大)小林 幹佳
<10:20~11:10> 2)分子動力学シミュレーションで切り拓く流体すべりの微視的ダイナミクス
(東大生産研)高江 恭平
<11:10~11:50> 3)表面の親疎水性と表面間力:直接測定から見えるもの
(岡山大)石田 尚之
<13:00~13:40> 4)変形する透水性界面の流体力学的すべり(食品トライポロジーの観点から)
(海洋大)松川 真吾
<13:40~14:30> 5)水界面における誘電率と粘性の異常性の起源と有効理論
(九大)植松 祐輝
<15:00~15:40> 6)多孔質膜における電気粘性効果と界面の親・疎水性の影響
(横浜国大)中村 一穂
<15:40~16:20> 7)低印加電場下における粒子の電気泳動におよぼすイオン種と
粒子表面の親疎水性の影響
(広島大)深沢 智典
<16:20~17:00> 8)コロイド粒子表面の親疎水性と流体のすべり:界面動電現象に対する影響
(東理大)大島 広行
界面動電現象研究会からのお知らせ 川崎 英也 武田 真一
閉会挨拶 (高分子と水・分離に関する研究会) 四方 俊幸
参加要領
1) 参加費(税込) 企業 11,000円 大学・官公庁 5,500円 学生 2,200円
名誉会員・終身会員・フェロー・ゴールド会員・シ二ア会員 2,200円
高分子と水・分離に関する研究会メンバー 無料
2) 申込方法 高分子学会行事申込サイトhttps://member.spsj.or.jp/event/にて
お申込ののち、参加費を3月4日までにお振込ください。
3) 振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店 (普通) 1126232 公益社団法人 高分子学会>
郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人 高分子学会>
※振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。
4) 受付完了後、受理通知が発行されます。
参加方法、リンク先、ID、パスワードは追ってメール通知されます。
また、参加者には要旨集が配布されます。
問合先 高分子学会 21-1高分子と水・分離に関する研究会係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F
電話 03-5540-3771 FAX 03-5540-3737