公益社団法人日本化学会 : コロイドおよび界面化学部会

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令和2年度 分散基礎スプリングセミナー 大島広行先生の「基礎から学ぶゼータ電位とその応用」 2020.02.06

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)への対応の一環といたしまして、本セミナーの開催を中止致します。

参考:【第二報】コロイドおよび界面化学部会主催イベントにおける新型コロナウィルス感染症(COVID-19)への対応について-令和2年度 分散基礎スプリングセミナー 大島広行先生の「基礎から学ぶゼータ電位とその応用」の中止について

 

【開催趣旨】

ゼータ電位は微粒子分散系のみならず、ミセル、ベシクル、エマルションなどの領域でも必ず出会う量であり、これらの系の安定性や物性に深い関連を持っていることから、広く活用され続け、現在では多くの研究者や技術者の方々に利用されています。その一方で、「ゼータ電位」の概念はコロイド以外の分野の方には、分かり難い点があるため、測定するにも抵抗がある方もおられます。本セミナーでは、「ゼータ電位」がより親しまれるようになり、また抵抗なく測定・利用されるようになることを願って、電気二重層理論の第一人者である大島広行先生を講師にお招きし、じっくり学ぶ勉強会を企画しました。研究や開発現場で分散系を扱う皆様に是非ご参加頂ければ幸いです。

また、本セミナーでは先生が特別に作成された教科書「基礎から学ぶゼータ電位とその応用」を使用しますが、同教科書は一般に販売する事となりました。先生のご厚意で、本セミナーの内容について大学や研究機関で講義をされる事も御許諾いただいております。是非、ご指導に当たられる先生方もご参加頂ければと思います。

【講義内容】

以下のような内容を予定しております。必要に応じて演習問題等も準備する予定です。
・van der Waals引力を特徴づけるHamaker定数(凝集促進因子)
・粒子間斥力を特徴づけるゼータ電位(分散促進因子)
・分子間引力と帯電粒子の電荷と電位
・Smoluchowskiの式とHuckel式
・液体媒質中の帯電粒子のゼータ電位の評価法(電気泳動からゼータ電位の求め方)
・ゼータ電位における水系と非水系の違い
・固体粒子および高分子電解質や高分子で覆われた粒子の電気泳動
・DLVO理論を基礎にした粒子間相互作用とポテンシャル曲線の描き方
・微粒子分散系、エマルション系等の実用分散系評価法
・濃厚分散系と希薄分散系の違い
・実用分散系を扱う際の注意点と適用理論の選択* (*の項目のみ武田先生が講義、1,2日目の内2.5hr)
 

【開催概要】

日時: 2020年3月26日(木)(10:00~17:30)、27日(金)(09:00~16:30)
会場: 日本化学会館会議室(東京都千代田区神田駿河台1-5)
講師: 東京理科大学 名誉教授 薬学部 嘱託教授 大島広行先生 
  (司会進行:武田コロイドテクノ・コンサルティング(株)武田真一先生)
定員: 60名(定員になり次第締め切ります)
その他: 終了後、有志による懇親会を開催予定です(会費別途)。先生と思う存分ディスカスしましょう。

 

申込方法:申込フォームよりお申込下さい。 

参加費のお支払い:ゆうちょ銀行へのご送金をお願い致します。詳細はフォームより申し込み後の確認メールをご覧下さい。

                 *収納は、㈱コームラへ委託しております。

お問い合わせ:(公社)日本化学会コロイドおよび界面化学部会事務局 E-mail:dcsc@chemistry.or.jp

 

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