公益社団法人日本化学会 : コロイドおよび界面化学部会

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部会長挨拶(平成29-30年度)

加納博文 平成29年-30年度部会長 千葉大学大学院理学研究院

この度、平成29-30年度の日本化学会コロイドおよび界面化学部会長を拝命しました。加藤直先生の後任として私のようなものがこの大役を務めることができるのかいささか不安ではありますが、とにかくやるしかないという気持ちでおります。幸いなことに、河合武司先生(東京理科大学)、福田啓一氏(花王(株))および安部裕氏(ライオン(株))といった3人の経験豊富な方々に副部会長としてサポートしていただけます。また、役員、各種委員および支部の委員の方々と、部会員の皆様のご協力とご支援をいただきながら、部会の発展のために努力するつもりでおりますので、よろしくお願いします。

コロイドおよび界面化学部会は1976年に日本化学会の2番目の部会として発足し、今日まで発展を遂げてきました。私は1983年から3年間、学部4年と修士課程を名古屋大学理学部化学科の池田勝一先生の研究室で学生生活を送りました。当時助教授でおられた前田悠先生(九州大学名誉教授)の指導の下、構造転移を示す水溶性ポリペプチドの物性やβ構造リッチのタンパク質の物性についての研究を行いました。コロイドおよび界面化学討論会(以下、討論会)には修士1年生の1984年に、岩手大学で開催された第37回討論会に初めて参加し、とても思い出深いものとして記憶に残っていますが、その後、四国高松にある工業技術院の研究所に就職して界面化学分野の研究でしたが、討論会への参加は遠のいておりました。しかし、1990年に香川大学で第43回の討論会が行われるということで、現地実行委員の一人として討論会に参加いたしました。2001年に千葉大学に来てからは毎年討論会に参加し、2010年には実行委員長の金子克美先生の下、幕張新都心で開催されました部会35周年記念国際会議NCSS2010でLocal Committee のChairとして会議を主催いたしました。

その後も討論会は大きな規模で開催されてきております。前任の加藤直先生のあいさつ文にありましたように、本部会発足当初は討論会の企画実施が中心だったのですが、1979年に若手の会が発足し、1985年に「現代コロイド・界面化学基礎講座」が開始され、各支部が結成され事業が拡大し、現在部会には事業企画委員会、編集委員会、企業委員会、討論会委員会、財務委員会、広報委員会、賞選考委員会、国際交流委員会、将来構想委員会、若手ワーキンググループ、ディビジョン小委員会の11の委員会と関西支部と九州支部があり、それぞれ活発な活動を行っています。新入社員向けの基礎講座としては、毎年5月から6月にかけ東京と大阪においてコロイドラーニングを開催しています。またかつての若手の会に相当するものとして、2007年に若手ワーキンググループが発足し、2013年からは学生と、大学と企業の若手研究者を対象とした合宿セミナー「未来のコロイドおよび界面化学を創る若手討論会」を討論会の前後の日程に行ってきております。また学生対象として2011年から始まったキャリア探究哲学は、現在では討論会の初日の夕方に「キャリ探セッション」として開催されています。

部会最大の行事である討論会ですが、2017年度は水畑穣実行委員長の下、神戸大学での開催が予定されております。日本化学会の一部会の研究発表会といえども、多くのセッションがあり、魅力あるシンポジウムも企画され参加者も多く、以前にもまして活気ある発表会となっていることは、皆さんもご存知の通りかと思います。また、事業企画委員会が企画開催する様々なイベントは大変好評であり、Colloid & Interface Communicationという充実した広報誌があり、他にも多くの委員会活動が活発に行われ、部会員数も減少することなく、さらに発展している部会と認識しております。しかしながら、本体の日本化学会の財政状況が芳しくなく、日本化学会から厳しい経費節減の申し出があり、本部会もそれに対応するための措置を考え実行しなくてはなりません。

こういった厳しい状況での船出となりましたが、各委員会や支部の委員の皆様方をはじめ、部会員の皆様のご協力を得ながら、この厳しい状況を乗り切り、部会が発展していくように進めたいと思いますので、ぜひともご協力ください。どうぞよろしくお願いいたします。(2017. 3. 1)

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